伊藤秀司 空理空論 of Gallery Forgotten Dreams

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Art Gallery
Gallery Forgotten Dreams


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伊藤秀司  空理空論

2013年 3月23日(土) ~ 4月14日(日)
12:00 ~ 19:00
月・火曜休




                 今そこに見えているものは、本当に現実なのか。
                作者の制作における根底には、そんな問いかけがあります。

                人はものを自分の見たいようにしか見ていない、という見方も出来ます。
                どれだけリアルそうな描写でも、描かれた、という時点でリアルでは
               ありません。しかしそこにも見るべき価値があり人の心に刺さってくる
               表現、というものは厳然と存在しています。
                作者は、対象の描き方や紙の上に絹を浮かせて張る、といった
               作品形態の創意などを通じて、それを追究しています。

                精緻と大胆、リアルと幻想を併せ持った魅力的な世界を是非ごらん下さい。



             作者のことば


               中国の荘子による有名な説話に『胡蝶の夢』というものがある。蝶になっている
               夢を見たが、実は夢ではなく人間である状態こそが蝶の見ている夢かもしれない
               という話だ。現実と夢の曖昧さというテーマは様々な小説・映画など形を変えて
               繰り返し描かれてきたが、それは結局自分は何者なのかという問いである。
               眼に見えている世界は本当に揺るぎのないものなのか、それを証明する手立ては
               ひとつもない。花だと思い込んでいるものは実際は花ではないかもしれないし、
               隣人も自分の想像の産物であって存在しないのかもしれない。そう考えれば
               夢と現実の間に大きな隔たりはない。認識するという事はとても危うい行為であって、
               自分勝手な思い込みや決め付けで世界を構築しているにすぎない。…と、
               そんな事を思い巡らせたところで何の意味もない。しかし、無意味と考えている
               事こそが思い込みなのかもしれない。




より詳細な展覧会の内容をお知りになりたい方は、こちらのリリース原稿をごらん下さい。   → リリース原稿ファイル(PDF)



        いとうひでし profile


             2013年 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業